Interview 05

契約が終了した派遣スタッフの 再就業をサポートしていく。

営業×再就業

インタビュースタッフ

村尾 和香 Nodoka Murao
株式会社スタッフサービス 首都圏オフィス事業本部新宿BL 新宿特法オフィス 統括マネージャー(現在産休取得中)
Profile
総合政策学部出身。幼い頃は恥ずかしがり屋で、自分を表現することが大の苦手。小学3年生のときに親がボーイスカウトに入れてくれたのを機に積極性が開花。高校ではダンス部で全国大会へ、大学では学生団体の立上げに参加するなど、前のめりに人生を歩む。入社後は、3年目でリーダー、6年目にマネージャーに登用。後輩のために、女性の働き方のロールモデルになることを目標のひとつに掲げている。
キャリア
  • 新卒入社
  • スタッフサービス 東京オフィス事業本部 東京第一ブロック 港オフィス
  • スタッフサービス 首都圏オフィス事業本部 新宿ブロック 新宿特法オフィス 統括マネージャー
  • 現在産休中

Movie

Backborn

自分らしさを前面に出して、キラキラと働き続けたい。

就職活動のときは、中学生の頃からの憧れだった航空業界を志望。並行して、他の業界もいくつか受けたのですが、そのうちの1社がスタッフサービスでした。自分が介在することで、喜んでもらえたり、「ありがとう」と言ってもらえたりするような仕事がしたいと思っていたので、旅行やホテル、人材業界など、カタチのない商材を扱う業界を見ていました。その中でスタッフサービスを選んだのは、どこよりも「素の私」を評価してもらえたからです。決められた質問に、うわべだけの回答をするような面接は1度もなく、1次面接から会話形式で1対1。内定をいただく際には、私のいいところとダメなところ、スタッフサービスに入るとどんな成長ができるかなど、細かいフィードバックがあり、ここでなら自分らしく頑張っていけると思いました。また、私は「仕事でしっかり稼いで、充実した日々を過ごして、見た目も内面もキラキラしたお母さんになる」という目標を持っていて、それを叶えるための制度や社風がスタッフサービスには整っていたことも、決め手のひとつになりました。入社後は、東京の港オフィスで営業を担当。人材派遣の営業は自分の頑張りが、クライアントや派遣スタッフの満足度に直結し、その成果がすぐに数字に表れるので、まさに私がやりたかった仕事そのものでした。周りからも頑張りと成果を評価していただいて、3年目でリーダーに、6年目からは新宿区メインの大手企業担当チームの統括マネージャーを任されています。

Issue

コロナ禍で先行き不透明。派遣スタッフは不安の中にいる。

統括マネージャーになると、メンバーとして営業していたときとはまったく視界が変わりました。これまでは自分の営業成績だけ追い求めれば良かったところから、会社の方針に従って、チーム全体の営業戦略を立てたり、メンバー一人ひとりの目標を設定して、それを達成できるようにサポートしたり。何か問題があった際も、いままで後ろ盾になってくれたマネージャーはいなくて、むしろ私がみんなを守る立場にあるんです。自分がメンバーや派遣スタッフの人生を背負っているという自覚が一気に芽生えました。6年目の私に務まるのか。それを周りに証明し、自分の自信にするために、いくつかある業績指標のうちのどれかで、1位を取ろうと決めました。しかし、私がマネージャーになった2020年7月は新型コロナウイルスの第2波が広がり始めた時期。私たちが担当しているクライアントも先行き不透明であり、派遣契約の更新に対し消極的に考えることが増えていました。派遣スタッフからすると、いつ仕事がなくなるか不安な毎日。こういう状況下では、次の仕事先も見つかりにくい。そんな中で契約が終わって「次の仕事見つかったらいいですね」では済まされません。派遣スタッフの生活を守ることが最重要課題だと考え、私は「再就業率」で1位を目指すことを決めました。

写真

Solution

強みを引き出しマッチング。新たな就業機会の提供へ。

まずおこなったのは、契約終了を迎える派遣スタッフ全員の情報を収集し、一人ひとりの強みや志向を把握すること。メンバーから情報をヒアリングしたり、私自身で契約終了を迎える派遣スタッフにコンタクトを取って直接聞いたりしました。そこで得た情報をもとに、他のエリアの営業メンバーも巻き込んで、週1回ペースで共有会を開催。「こういう強みを持った派遣スタッフがいますが、条件に合う仕事はありませんか」とプレゼンしたり、日々入ってくる求人情報にアンテナを張って、いち早く紹介したり。これを泥くさく、地道に丁寧にやり続けました。気を付けたのは、メンバーと目的意識を揃えること。営業は良くも悪くも数字を追いかけてしまうのですが、目的は派遣スタッフの雇用をつなぐことで、その結果が「再就業率」のアップにつながるということを言い続けました。少しずつチームの中に「派遣スタッフのために」という意識が浸透してきて、はじめは受け身であったメンバーが、「この派遣スタッフはこういう強みがある」「こういう職場なら力を発揮できるんじゃない?」と、ポジティブな考え方をするようになったり、派遣スタッフの情報が全員の頭の中にあるので、新しい求人情報を見つけたら誰からともなく「これ、〇〇さんに合いそうなお仕事じゃない?」と声が上がったり。みんなで頑張った甲斐があって、コロナ禍にも関わらず、再就業率は前年の1.6倍にまで上昇。首都圏オフィス事業本部の同じ規模のチーム内で1位を獲得することができました。今後もこうした取り組みを続けて、派遣スタッフが安心して働けるようサポートしていきたいです。