Interview 01

テクノロジーを活用して、 派遣という働き方を選びやすい社会に。

派遣スタッフ×UX

インタビュースタッフ

五木田 怜実 Remi Gokita
株式会社スタッフサービス・ホールディングス経営企画部門 マーケティング戦略推進部イノベーション企画グループ マネージャー
Profile
ミステリー小説が好きで、子供の頃は警察官になることが夢。小説好きが高じて人文系の学部に進学。しかし、社会に出て通用する力をつけるために大学院で学び直す。アルバイトで塾講師や接客を経験する中で、人と向き合う仕事がしたいとスタッフサービスへ入社。1年目は営業として活躍し、その後は募集、マーケティングとさまざまな職種を経験。「どのポジションでも、カスタマー視点を忘れずに、やれることを全力でやる」というスタンスで成長を続けている。2022年に産育休を取得した後もマネージャーとして復職。
キャリア
  • 新卒入社
  • スタッフサービス・エンジニアリング 事業本部 神奈川ブロック 川崎テクニカルセンター
  • スタッフサービス・エンジニアリング 事業本部 HRセンター募集グループ
  • スタッフサービス ・ホールディングス 経営企画部門 マーケティング戦略推進部 イノベーション企画グループ
  • スタッフサービス・ホールディングス 経営企画部門 マーケティング戦略推進部 イノベーション企画グループ 兼 SSG-DX推進室
  • 現職

Movie

Backborn

目の前の人のために、今の私ができる最善を尽くす。

大学時代に打ち込んだのはアルバイト。特に、個別指導塾での講師と、カフェの接客を長く続けました。教え方を工夫すると急に成績が伸びたり、ちょっとした気遣いで「ありがとう」と喜んでもらえたり。目の前の人のために自分が何かをすると、直接反応が返ってくることが素直にうれしかったです。その経験がそのまま仕事選びの軸に。就職活動では、人材業界やインフラ業界、デベロッパーなど、誰かの人生や暮らしに貢献できる仕事を探しました。その中でも人材業界、特に派遣会社なら、就業後もずっと一人ひとりに寄り添えると思いスタッフサービスを選びました。入社後は、エンジニア領域の営業に配属されました。派遣スタッフの仕事が決まって働き始める。はじめはつたない営業でしたが、そんなときに自分の業界に携わる介在価値を実感できて、もっと頑張ろうと思えました。とにかく、目の前の人のためにできることをやり続けたら、エリアで1位になることもありました。2年目からは、カスタマー(派遣スタッフ)の募集担当になり、求人サイトに出す原稿を制作。どれだけいい求人情報も、情報の出し方ひとつで伝わる印象が大きく変わります。私が配属された当初は属人的に求人原稿を制作していたのですが、質の底上げを図るために、上手くいった事例を集めて「虎の巻」と題したマニュアルを作成し、周りに共有しました。このマニュアルは現在もアップデートされながら活用されています。どんなポジションでも、今の自分ができることを探して、期待以上の答えを出す。「置かれた場所で咲く」。それが、私のモットーです。

Issue

スタッフサービスグループで働くことにもっと魅力を感じられる環境を。

入社4年目の2017年に、マーケティング戦略推進部に異動になりました。これまでのスタッフサービスは、どちらかと言えば、新規で派遣を始める人を増やし、より多くの求職者と企業をマッチングさせることに注力してきました。一方で、さまざまな領域で人材総合サービスを展開するスタッフサービスグループで働くことに魅力を感じてもらえるインフラや環境はまだ整っていません。今後は、テクノロジーを活用しながら、求職者や派遣スタッフの利便性や満足度を向上させて、顧客体験を高めていく必要があります。そして、スタッフサービスグループを「選ばれ続ける会社」にしていくことが、マーケティング戦略推進部のミッションなのです。私はこのミッションにすごく共感して、高いモチベーションを持って異動してきました。と言うのも、営業や募集を担当していたときに常々思っていたこととリンクしていたからです。自分らしく働きたいという人が増えている今、いろいろな企業の仕事を経験できて、社会保険も適用される派遣という働き方は、もっと気軽に選ばれてもよい選択肢だと思うのです。実際に海外では、派遣社員は豊富な経験を積んだ専門性の高い「スペシャリティ」を持った人材と位置付けられています。でも現状の日本では、派遣に対して、ネガティブなイメージを持つ方もいます。スタッフサービスグループに登録する人も、就業中の方々も。全ての人がサポートに満足し、スタッフサービスグループで働き続けることを積極的に選んでもらえる環境を作ることができたら、その先には、派遣という働き方を選びやすい社会がつくれるのではと考えています。

写真

Solution

頻繁に利用するマイページを、どこまで使いやすくできるか。

現在、私が取り組んでいるのは、スタッフサービスのマイページのリニューアルです。マイページは、スタッフサービスに登録した人が利用する会員ページのようなものです。給与明細の確認や各種証明書の発行手続きを行ったり、不安なことや疑問をFAQで調べることができます。頻繁にマイページを利用するため、カスタマーにとってプラットフォームとなる存在です。いつも使うページだからこそ、マイページのUX(ユーザエクスペリエンス)、つまり利便性向上はスタッフサービスを選び続けてもらう上で重要なポイントとなります。段階的にリリースしながら、2年がかりのリニューアルを計画しています。現在は、アンケートで集めたカスタマーの声をもとに、マイページの運営に関わる社内の部署と調整しながら、どういう仕様にすれば良いか要件定義を進めています。カスタマーの声をすべて反映できれば理想なのですが、予算に限りもありますし、事業のビジネスプロセスを理解し、給与支払い等を担当するバックヤード側の意見とも両立しなければなりません。その折り合いをつけるところが、難しくもあり面白いところ。例えば、カスタマーが源泉徴収票の発行を申請する際、現状だと1年ごとに手続きする必要があるので、過去3年分を一括で手続きできるようにして欲しいという声がありました。それを実現するために、チェックボックスを設けようと考えたのですが、そうなると「とりあえず3年分申請しよう」という人も出てきます。バックヤードで手配する側からすると、単純に3倍の負担がかかり、他に必要な手続きができなくなる可能性がでてくる。どうすればお互いにとっての利便性を高められるのか、今まさに考えている最中。そうした中でも、より使いやすいUI(ユーザインターフェイス)に変更したり、求人情報を検索しやすくしたり、少しずつですがカスタマーの声がカタチになっていくことに喜びを感じます。派遣という働き方に対するイメージが、よりポジティブになることを目指して。マイページのリニューアルを、その第一歩にしたいです。