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働く意欲はある。期待以上の成果も出す。 経験や学歴で決められることが悔しかった。

未経験×大手商社正社員

インタビュースタッフ

佐藤 友里佳 Yurika Sato
大手商社勤務
Profile
洋楽好き・英語好きがきっかけとなり、アメリカの大学のジャパンキャンパスに入学。しかし、3年次からのアメリカ本国での勉強は迷った挙句に断念。卒業時期が12月だったため、日本の採用マーケットでは「短大卒」「中途採用」人材となってしまう。そこで、スタッフサービス未経験からでも事務職になれる「ミラエール社員」としてのキャリアを選択。大手商社での就労を経て、同社の正社員として登用された。

Backborn

「短大卒」「社会人未経験」。それだけで判断され続けた。

英語が好きで、洋楽にハマった10代。でも「将来やりたい」と思えるものは見つかりませんでした。高校3年生になって受験を控え、自分なりに考えて選んだ進路は、アメリカの大学のジャパン・キャンパス。この大学では、2年間、日本でやりたいことを探して、3年生からはアメリカの本学で専門的に学ぶことができます。英語が好きで、やりたいことがまだ見つかっていない自分にピッタリだと思ったんです。
でも、現実は厳しいもの。私は、奨学金制度を利用して、自分で学費を払っていましたが、日本での2年間だけで精一杯。さらに何百万円も費やしてまで留学をするべきか。社会に出て勉強した方が良いんじゃないか。迷った末に、2年間で卒業することにしました。
アメリカの大学なので、卒業は12月。そこから、私の就職活動が始まりました。長期的に働くことができて、ワークライフバランスを実現できる仕事が良いと考えて、事務職で仕事を検索。そこで、愕然としました。私は新卒と同様な就職活動はできない。「短大卒」で「中途採用枠」で探すことになるのです。もちろん「社会人未経験者」。この条件に当てはまる事務職の求人情報が、全く出てこないんです。
ダメ元で応募しても、書類で落とされるばかり。学歴や書類ではなく、ちゃんと私を見て評価して欲しい。大学時代の友人は留学が決まって遊んでいる。私だけがどこにも属していないという不安に、押しつぶされそうでした。そんな中で見つけたのが「ミラエール」でした。未経験からでも事務職になれる。希望を灯す言葉でした。

Work

まずはできることから。ただし、期待されている以上に。

大学を卒業して半年後の2017年7月にミラエール社員として入社。最初の1カ月間は就業前研修。社会人としての基本的なマナー、電話の取り方、パソコンの操作方法などを教えてもらいました。その間に、カウンセラーの方と配属先について面談をして、8月から就業スタートが決まりました。就活生からも人気が高い、大手商社での事務職として。
任された業務は、本社での営業アシスタント。新社会人ということもあり、最初は電話応対や表の作成など、簡単なことからスタート。仕事に慣れていくにつれて、請求書の処理や、販売システムの入力など、少しずつ仕事を任されるようになり、3年目には、社員の方でも限られた人しか操作することが認められていない基幹システムの担当まで任されました。
すごく温かい部署で、「今度新しく来る子は、社会人未経験だから」と事前に周知してくださって、みなさん手取り足取り教えていただいたり、本部長からは、「この仕事は、佐藤さんだからお願いしたい」と、同じ職場で働く仲間として信頼して任せていただいたり。当然嬉しいですし、私も期待以上の成果で応えたいという気持ちがわいてきます。例えば、営業さんにこういう資料をつくってほしいと頼まれたら、言われたまま作るんじゃなくて、「多分、前年対比で見たいんだな」と推測して、前年対比のパーセンテージを入れて、「もし要らなかったら消してください」と渡すようにしていました。「すごい。気が利くね。助かったよ」言ってもらえたら、ますますうれしくなります。そんな言葉を原動力に、期待を超える努力を続けてきました。

写真

Vision

派遣スタッフから正社員に。私みたいな人が増えたらいいな。

2021年1月からは直接雇用になり、現在は正社員として勤務しています。やっている業務は基本的に変わりませんが、時々、会議に本部長の代理で出席するなど、背負う責任は少し増したように思います。あと、リアルな話ですが給与も増えました(笑)。奨学金を返しても、少し余裕があるのがうれしいです。
就業当初はできることが少なくて、まずは「誰よりも早く電話を取る」ことから始めましたが、部署の方にやさしく育てていただいたり、ミラエールのカウンセラーの方に、ちょっとしたことでも毎月、相談に乗ってもらったり、たくさんの方のおかげで今があると思っています。今後も少しずつできることを増やして、尊敬している営業アシスタントの先輩に追いつきたい。
大学を卒業して、全然就職先が見つからなかったとき、一人前になって、いつか社会を見返したいと思っていました。まだ半人前ではありますけど、「どうだ!」と言いたいです(笑)。プライベートの友人にも、店舗スタッフとして働いていて、オフィスワークにキャリアチェンジしたいという子がたくさんいます。「未経験だから」「短大卒」だからというレッテルを貼らず、誰にでも公平にチャンスが巡ってきて、その人の能力が正しく評価される社会になってほしい。ミラエールがもっと広まって、私みたいに未経験から事務職としてキャリアを築く人が増えていって欲しいです。