Interview 02

組織を良くするために、 課題を解決する営業へ。

就業環境×組織課題

インタビュースタッフ

川端 周作 Shusaku Kawabata
株式会社スタッフサービス・ホールディングス経営管理部門 人事部採用育成グループ
Profile
高校野球の部活で縦社会の理不尽に直面。いつしか組織を良くする力をつけたいと思うようになっていた。大学時代にはスーツ販売のアルバイトでNo1の成績を取り、学生支援団体でも活動。就職支援を通じて、組織の拡大や活性化に関わる中で、原点である組織をよくする仕事への思いが強くなりスタッフサービスに入社。課題解決を諦めない営業として活躍し、入社2年目で異動希望制度を活用し人事部採用担当に着任。
※以下のコンテンツ内容はインタビュー時点のものとなっております
キャリア
  • 入社
  • スタッフサービス エンジニアリング事業本部 神奈川ブロック 厚木テクニカルセンター
  • 現職

Movie

Backborn

理不尽に向き合って気づいた、自分のあるべき姿。

父は典型的な転勤族。引っ越しが多くて、なかなか友だちができない時期もありました。小学校から野球に打ち込み、中学ではキャプテンを任されました。でも、いま振り返ればワンマン運営でした。高校でも引き続き野球を続けていましたが、「超」がつくほどの縦社会。実力がものをいうスポーツの世界なので仕方のない部分もありますが、社会の理不尽を感じていました。高校時代の原体験を通じて、組織や社会を良い方向に変える人間になりたいと思っている自分がいました。大学は実家を出て、広島の大学へ進学。銀行マンだった父の影響もあり、経済学部で学ぶことにしました。大学に入ったものの、心の中にくすぶっていたのは、漠然とした将来への不安。就職活動をするだけでは、仕事や社会のことなんか分からない。そんな思いで始めたのがスーツ販売のアルバイトでした。大学1年生の頃から、エリアに50 人いる販売員の中で売上1位を獲得。大人たちと競えることがモチベーションになっていました。アルバイト以上に力を入れたのが、就職活動支援をおこなう学生団体での活動です。広島支部の副リーダーとして100人を超える学生と面談をしたり、HRリーダーとしてマネジメントや新規メンバーの獲得にも関わったりしていました。1年半くらい活動する中で、前向きに取り組むメンバーが増え、組織も拡大。そこで気づいたのは、やっぱり組織をよくする仕事につきたいという気持ち。そこで、就職活動では人材業界を中心に志望しました。でも、かなり終盤まで軸が定まらず迷い続けていました。そして最後の最後にスタッフサービスへの入社を決意。アルバイトでも学生団体でも、成果を追求して人の気持ちをおろそかにしてしまうことがありました。スタッフサービスの仕事は、とことん人に向き合う必要がある。だから仕事をする中で、自分も成長できると思えたことが、入社を決めた理由です。

Issue

クライアント・カスタマーの課題は、見て見ぬ振りをしたくない。

2020年入社組は、コロナ禍の影響で研修は全てオンライン。ビジネスマナーとケースワークなど、1ヶ月間みっちりと基礎を学びました。本社に行くこともなく研修を終え、厚木の事業所に配属。最初の1ヶ月は、成果につながらないまま時間が過ぎていきました。電話での説明が足りないのか、営業としての本気度が足りないのか。自信はあるけれど案件を獲得できない。悩みながら試行錯誤する日々でした。兆しが見えてきたのは、入社から2ヶ月が過ぎようとした頃でした。ようやく初めての求人を獲得。しかし、派遣スタッフの就業が開始したと思った矢先、契約の終了が確定しまったのです。原因は派遣スタッフのスキルと、企業が求めるニーズの不一致でした。数字を追うあまり、クライアントのニーズがきちんと把握できていなかったのです。これをきっかけに、クライアントの求める要件、派遣スタッフのスキルや希望も、しっかりとヒアリングするようになりました。そして1年目の上半期も残り少しになったある日。電子機器メーカーのクライアントから5人の派遣スタッフを紹介してほしいと依頼を受けました。テスト担当、設計担当など4人までは順調に契約が決まりました。しかし最後の1人がなかなか決まりません。そして上半期の最終日。ギリギリの18:00に面談をし、その日になんとか契約が決定。5名のニーズを全て充足。所属するグループ内でもトップの成績を獲得できました。しかし、トップの成績を取ることだけが自分の働く目的なのか。そんな疑問に持つようになりました。クライアント・カスタマーの課題を解決するために何かアクションできないか。クライアントの業務フローの改善、派遣スタッフが働きやすい環境づくりなど。どれも、自分の成績にならない仕事です。それでも、見て見ぬ振りをしたくない。「組織を良くしたい」という自分の原点に真っ直ぐ向き合うことにしました。

写真

Solution

前提を疑い、事実を掘り下げることで、課題解決の糸口を見つける。

課題は普段の会話に潜んでいます。例えば、ある製造業の職場で就業する派遣スタッフとの面談。「なかなか仕事の指示が下りてこないのに、急に残業になったりする」という話を耳にしました。見方によれば、単なる「現場の不満」に聞こえるかもしれません。しかし前提を疑い、掘り下げて聞いてみると「現場の課長さんが忙しすぎる」という事実がわかってきたのです。もしかしたら、課長さんも手が回っていないのではないか。指示を出す時間もつくれないのではないか。そんな仮説から、派遣スタッフの1人を課長のサポート役に任命。1日の作業指示を他の派遣スタッフに伝達をする体制を提案しました。その結果、派遣スタッフの残業が激減。3ヶ月の予定だった契約も延長となり9ヶ月目に突入しています。また別の派遣スタッフからは「コロコロ就業時間が変わる」という声も聞こえてきました。クライアント事情だから仕方ない。そう片付けることもできましたが、何が原因になっているのかクライアントにヒアリングを実施しました。そこで分かってきたのは、売上が落ちているので工場を止められないという事実でした。工場を止めないために、勤務時間を変えながらの試験運用がおこなわれていたのです。しかし、そこに合理性がなかったこともあり、結果的には通常の勤務時間に戻していただくことになりました。日常の些細なことに、組織を良くする糸口は隠れています。だからこそ、疑問をもったらスルーしないで解消する。「なんで?」を掘り下げた先には、課題解決のヒントがあります。少しでも派遣スタッフが働きやすくなり、クライアントの業務効率が上がるなら、小さな課題にも向き合っていきたいと思います。派遣事業は、クライアントの職場に入り込めるからこそ、クライアントと共に解決してくことができる。これからの目標は、仕組みをつくり、影響範囲を広げていくこと。いまよりもっと、「川端に任せたい」と信頼してくれるクライアント・カスタマーを増やしていきたいと思っています。